短中期投資の反省点|楽天口座1ヶ月の結果とソフトバンクで痛感した“最悪想定株価”の重要性

投資

短中期投資で安定して利益を出すためには、投資額上限・最悪想定株価・難平買い(価格×回数)の事前設定・現金管理 といったリスク管理が欠かせない。この記事では、楽天口座(短中期運用)の実際の1ヶ月間の売買結果を公開し、ソフトバンク・任天堂など具体的な銘柄を例に、短中期投資の反省点と改善点 を詳しくまとめている。

今回は楽天口座(短中期運用口座)の直近1ヶ月の状況を公開する。楽天口座の目的はこちらの記事を参照してほしい。早速だが、この1ヶ月間で主に売買した銘柄は、ソフトバンク、メタプラネット、KDDIだ。

結果は以下。実際の楽天口座の切抜き画像⇊

プラスで終えていることはいいことだが、反省もある。プラスで終えているとはいえ、振り返ると課題も多い。 その中でもまず触れておきたいのが、私自身の売買の癖だ。私はとにかく利益確定が速い。昔から本当にこの失敗を繰り返している。具体的にはフジクラやレーザーテックが最たる例だ。今回のソフトバンクグループも同じ過ちだ。しかしこのタフな市場で私が生き残れているのは、この利益確定の速さによるものかもしれないので判断が難しいところだ。「もうはまだなり、まだはもうなり」「頭と尻尾はくれてやれ」とはよく言ったものだ。私の場合、胴体自体を食べれているか怪しいところだ(笑)。ちなみに楽天口座開設時からの合計でも収支はプラスだ。余計に良いのか悪いのか判断しづらい。

以下、口座開設時からの合計収支⇊

こうした背景を踏まえたうえで、今回もっとも反省すべき点に触れていきたい。

それを伝えるために、私の短中期売買における基本的な考え方、いわゆる売買戦略(マイルール)から説明させてもらう。私の反省とともに、短中期売買を行う読者の参考になれば幸いだ。

まずは、1銘柄に対しての投資額上限を決める。この上限額は絶対に超えない。 そして、上限まで投資した場合に手元にいくら現金が残るのかも必ず把握しておく。ここを理解していないと、想定外の下落局面――個別株だけでなく相場全体が崩れた時にも――身動きが取れなくなる。 次に初回エントリー価格を決める。そこから具体的に、いくらの価格で何回買い増し(難平買い)するのかも含め全て決める。もちろん最悪想定株価も事前に設定しておく。

今回のソフトバンクグループ株を例に挙げて説明すると、初回エントリー価格は単価¥4,000。段階的買い増し(難平買い)は単価が¥100下がる毎に、¥3,900、¥3,800、¥3,700……と買い進む。今回ソフトバンクグループへの投資額上限は¥3,000,000設定。そこから逆算すると単価¥3,300まで段階的買い増し(難平買い)ができる計算になる。

この時重要なのは、自分が設定した最悪想定株価、今回で言えば単価¥3,300だが、この時の損益を投資開始前に理解しておくことだ。

今回のソフトバンクグループの例でいえば、市場の評価額が最悪想定株価の¥3,300になっていた場合、その時点での私の保有ポジションは以下の通り。

保有枚数:800 平均取得単価:¥3,650 損益:−¥280,000

これを理解・想定しておくことがとても重要。自分のシナリオで最大リスク、最大リターンを理解した上で投資する。

最悪想定株価は誰にも分からないが、自分なりに設定する。設定する際は私も状況により様々だ。PER、PBR、決算、外的要因(暴落)、不祥事、その他もろもろ、状況によって本当に変わる。この最悪想定株価は本当に重要だ。最悪想定株価+投資額上限から逆算して初回エントリー価格を基本は決めるのだから。

こうした前提を踏まえたうえで、今回のソフトバンクグループの売買を振り返ると、まさに冒頭で触れた“本当の反省点”が浮き彫りになる。

私のメインシナリオは「¥3,500まで落ちることはあっても、¥3,300まで下落することはない」という想定だった。しかし実際はギリギリの¥3,365まで下落した。これは危険だし、完全に想定が甘かった。

今回の相場では、最悪想定株価を¥2,900〜¥3,000に設定し、初回エントリー価格を¥3,700〜¥3,800に設定しておくべきだった。何度も言うが、最悪想定株価は誰にも分からないのが前提だが、だからこそ「甘い想定」は致命傷につながる。この部分を改善しないと、必ず今後大きなダメージを負うことになる。

その他の銘柄メタプラネットも同じような戦略で投資した。あっ、あと忘れていたが、KDDIは何の戦略もなく¥2,588で購入し、その後すぐ我に返り夜間取引(PTS)で¥2,600にてすぐに売却した。これも良くない売買。改善するべき箇所だ。

次に今後の投資予定だが、現在のポートフォリオは下記。こちらも実際の楽天口座の画像切抜きだ。1655(S&P500)と314A(ゴールドETF)はしばらく放っておくことにしている。

ポイントは任天堂だ。先程の戦略同様、¥8,988(購入済)を初回エントリー価格として、次は¥7,988(購入済、実際は¥7,963)、次は¥6,988、次は¥5,988と、単価が¥1,000下る毎に、最悪想定株価¥3,988まで段階的買い増し(難平買い)を行う予定だ。1銘柄あたりの投資額上限は¥4,000,000。

最悪想定株価まで下落した場合の私の保有ポジションは、平均取得単価¥6,483、保有枚数600、損益−¥1,497,500だ。大きいマイナスだが私のリスク許容度範囲内だ。ここでも最大リスク、最大リターンをきっちり理解しておく。

任天堂がどうなるか、随時公開していく。ちなみに私は基本損切しない。損切ラインを決めておく重要性を十分理解したうえで、あえて損切しない戦略をとっている。ただ忘れてはいけないのは今回紹介している楽天口座(短中期運用口座)は、コアサテライト戦略で例えるならサテライト枠だ。大事なのは長期投資、私でいえばSBI口座だ。ここがメインであり軸である事は絶対に忘れてはいけない。

■ まとめ 今回の短中期売買の振り返りで改めて感じたのは、「リスク管理こそがすべて」ということだ。

・投資額上限を決める ・初回エントリー価格を決める ・段階的買い増し(難平買い)の価格を決める ・最悪想定株価を設定する ・その株価到達時の損益を事前に理解する

この5つを徹底するだけで、短中期売買の安定感は大きく変わる。

そして忘れてはいけないのは、短中期売買はあくまでサテライト。本当の軸は長期投資(SBI口座)であるということ。

短期で増やすのは楽しいが、資産形成の本丸はあくまで長期・積立・分散だ。

短中期の結果も、長期の積み上げも、今後も包み隠さず公開していく。

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